新たに「Epic Games」が公式サイトを更新し、従業員の16%相当の約830人を解雇した他、2020年に買収した子供たちを守るデジタルサービス”SuperAwesome、”昨年3月に買収した音楽プラットフォーム”Bandcamp”を売却したことが明らかになりました。
Tim Sweeney氏は、これまではEpicに新たな進化のために、収益をはるかに超える資金を費やし、クリエイター向けのメタバースにインスピレーションを受けたエコシステムとして”Fortnite”を成長させてきたが、長らく人員削減をなしに乗り切れるという考えは、非現実的な考えであったと説明。”Fortnite”は大きな収益配分を伴うクリエイターコンテンツによって再成長しているものの、過去の爆発的な成長に比べると利益率が低く、エコシステムが構造的に変化している現在において、財政の持続可能性を確保する唯一の手段がレイオフのみだったと伝えています。
解雇された従業員へのサポートとしては6か月分の基本給が支払われ、米国・カナダ・ブラジルでは6か月分の医療費負担を含む退職金パッケージを提供していくとのことです。
また、音楽プラットフォームで”Bandcamp”は、アーティストをサポートする音楽マーケットプレイス会社である”Songtradr”に売却。”SuperAwesome”の広告事業は、現CEOのKate O’Loughlin氏が率いるSuperAwesomeブランドの下で独立した会社となり、保護者の確認・同意管理ツールセットである”Kids Web Services” は、Epicに残ることが発表されています。
「Epic Games」が力を入れている”Fortnite”についてはスケジュール進行していき、チャプター5と複数のプロジェクトは優先的に開発が進めていくとのことです。