2019年11月に開催された”BlizzCon 2019″のオープニングセレモニーにて発表され、”+スキルランク”の復活やレジェンダリーアイテムからパワーを抽出するの”オカルティスト”の登場、レベル50から解放されるエンドゲーム成長システム”パラゴン・ボード”などの情報が明らかになった「Diablo IV」ですが、新たに”Blizzard Entertainment”が公式サイトを更新し、最新作の世界観やアートビジュアルについて紹介する”2022年3月分四半期アップデート”を公開しました。
「Diablo IV」四半期アップデート – 2022年3月
シリーズ初期の作品よりもダークで現実に即したアプローチ
「Diablo IV」の環境の制作では、シリーズ初期の作品よりもダークで現実に即したアプローチを取っていて、地域の気候や多彩な生態系によってサンクチュアリのような中世世界の事物や場所の見え方を構築しているそうです。ダークな中世ゴシックをテーマにした魅力的なロケーションが存在し、それらの場所を通じて多様な世界を描く機会が豊富に用意されているとのこと。
また、自分が本当にそこにいるかのように感じられる場所が多くあるようで、そうした感覚を生むために、雨が降れば地面が濡れて轍や蹄の足跡に水が溜まって、辺りの大気は重く湿気を帯びます。一方で、炎でぼんやりと照らされた酒場の中に入れると、外の雰囲気とは変わり、安全な温かいな空間が広がっているそうで、天候とラインティングが視覚的に大きな役割を果たしているとのこと。
現代の技術を使ってアートを構築
「Diablo IV」のアートは現代の技術”物理ベースのライティング”を使って構築されており、東の大陸の各地域を手作業で作成する際に、戦闘や移動、ストーリーの意図、ビジュアルスタイルの方向性などを意識し、本作に不可欠なテーマである「古の支配者」と「闇への回帰」を軸として、コンセプトやロケーション、最終的に実装する内容をふるいにかけたそうです。そしてテーマに基づき、抑制されたディテールや色調の範囲、カラーパレットの巧みな技法などを用いて「闇への回帰」をゲームに反映しているとのこと。
サンクチュアリの世界
「Diablo IV」のオープンワールドには、いくつかの魅力的なゾーンを探索することが可能です。各地域にはそれぞれに独自の脅威が存在、そして複数のルートが存在し、隠された部屋もあります。この広大な世界をどのように探索するのかはプレイヤーの選択次第だそうです。
スコスグレンの海岸
“人の手が入っていない、自然のままの海岸や岬”という背景伝えようと考えたそうで、海岸は強烈な潮風の影響で背の高い草が一定の方向にそよいでいたり、海岸特有の生態系に気が付き、砂浜は荒涼としていて、海藻や腐乱した死骸が散乱してとのこと。
オーベイ修道院
オーベイ修道院は乾きの平原の田舎にぽつんと存在する隠された建物で、ザカラムを崇拝する複数の施設が今も密かに機能していることを示とのこと。乾きの平原であることから、草木がまばらにしか存在しない埃っぽい草原を表現しようと考えたそうです。
キョヴォシャッド
キョヴォシャッドは、植民地が過酷な環境であったこと、この地に住む人たちに与えられた避難場所であることを伝える必要があったそうで、軍の植民地であるこの場所では、厳重に守りが固められていることを見せ、植民地に近づくと、小さな防衛施設が徐々に増えていくようにするのが良いと考えたそうです。
世界の忘れられた場所
このタイルセットは「闇への回帰」を実現したもので、サンクチュアリの地下の闇の奥深く、謎めいて薄気味悪い邪悪が根を下ろす古の神殿は、原始の恐怖の雰囲気を表現するのにうってつけで、蜘蛛の足は、後景に不安をかき立てるうごめくシルエットが見える位置に配置してるそうです。
不気味な洞窟
悪魔に荒らされたドルイドの隠された休息場所で、進んでいくとタリスマンやチャームなど、多くのドルイドの文化を示すアイテムがダンジョンのそこかしこに見られます。こうした大量のアイテムは、ダンジョンのテーマに応じてオンオフを切り替え可能なレイヤーに配置されているそうで、ダンジョンはドルイドの埋葬地の場合もあれば、生物のいない暗い洞窟もあるとのこと。このようなディテールは、ビジュアル上の魅力を増し、視覚的に物語を伝える上でうってつけのようです。
水没した深層
「Diablo IV」のプロップ&インタラクティブで初期にスタイルが決定したダンジョンだったそうで、槍や鎧、鉄製のシャンデリアなど、ファンに人気の特徴的な中世ゴシックのスタイルを使われているとのこと。地下には見場違いな障害物が現れ、溺れし者たちが侵入していて、不気味な捕獲物が床に散乱していたり、カビに覆われたアセットが気色悪さを表現しているそうです。
各ロケーション、ダンジョンに物語が存在していたり開発陣のこだわりを感じられますね!!こういったこだわりがゲームの体験をより良いものにするんですよね~開発陣には引き続き無理せず頑張ってほしいですね!!