先日、コースで展開されるハイスピードな戦いを描くトレーラーが公開されていた、”Codemasters”が手掛ける人気F1レーシングシリーズ最新作「F1 24」ですが、2024年5月31日(国内は6月1日)の発売に期待が集まる中、先程”Electronic Arts”が、本作のよりリアルな挙動と体験を紹介する解説映像を公開しました。
映像では、実際の挙動をリアルに反映させるために以前のシステムを基に構築された”EA SPORTS ダイナミックハンドリング”やマシンのパフォーマンスに影響を及ぼす正確な”熱モデル”、仮想風洞と数値流体力学を利用した”スリップストリームモデル”、オーバーテイクに使われるDRS(ドラッグリダクションシステム)の改善、公式チームの特徴の反映、エネルギーの取得方法の再設計やスロットルマップの改善、ERSモードの復活などについて紹介されています。詳細は以下の通りです。
「F1 24」ゲームプレイディープダイブ映像 内容まとめ
EA SPORTS Dynamic Handling
実際の挙動をリアルに反映させるために以前のシステムをベースに構築された”EA SPORTS ダイナミックハンドリング”を実装しており、様々なステアリング条件下でパフォーマンスが変化したり、荷重がかかった時の重量配分といったスプリングとダンパーの力の修正などによって、実際のF1マシンの乗り心地を体験することが可能。
Improved Type Model
タイヤの摩耗とシミュレーションフィッティングにいくつかの変更を加え、より現実的で予測可能な体験をプレイヤーに提供。
- 全く新しい熱モデルはタイヤグリップの熱影響とマシン全体のパフォーマンスにどのように影響するのか正確に再現
- 前方車両のダーティエアの中で走行するより、クリーンエアの中を走った方が、マシンを限界まで追い込む際にタイヤが長持ちする
- 様々な条件下での走行によりリアルな感覚を加え、コースの表面がより多くのフィードバックを与え、うまく利用できればパフォーマンスを最大限に発揮できる
- レーシングラインから外れてタイヤを冷やすことで、ウェットでのオーバーヒートを防げる
Improved Aero Model
タイヤとサスペンションの更新に加えて、マシンのエアロダイナミクスを作り直すことでよりリアルに
- 仮想風洞と数値流体力学を利用したスリップストリームモデルを作成し、マシンにかかる力をより正確に反映
- 他のドライバーを追従すると空気抵抗が減少し、加速度が増すだけではなく、乱気流によるグリップ低下が感じられる
- オーバーテイクに使われるDRS(ドラッグリダクションシステム)の改善
- リアウィングの広いマシンではドラッグが増加し多くの恩恵を受ける
- 公式チームの特徴の反映
- 例: ウィリアムズのような直線速度を重視したマシンはモナコサーキットよりモンツァサーキットの方がパフォーマンスが上がる
Upgraded Power Unit
マシン内部も改善
- エネルギーの取得方法を再設計し、ドライバーはエネルギーゲインをリアルタイムで制御できるように
- スロットルマップの改善によって、より多くのパワーを求めることができる
- バッテリーの浪費が減り、レース中により高度な戦略の機会を生み出す
- オーバーテイク機能を改善させ、直線速度のパフォーマンスとエネルギー使用効率を向上
- 例: 直線の終わりにアクセルを離しコーストすることで、パワー供給を減らしエネルギーの節約をできるようになる
ERSモードの復活
ファンから人気のあったモードERSモードが復活
- ERSモードは、マルチファンクションディスプレイから全セッションで、再び変更可能になり、レースでの重要な瞬間にホットラップやオーバーテイクモードを有効にできる
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