今年4月に、4種類のラダーモードや追加、クラスバランスの調整をなど含むパッチ2.4の配信が開始された「Diablo II: Resurrected」ですが、新たに”Blizzard Entertainment”が公式サイトを更新し、新たなパッチ2.4.3のパッチノートを公開。日本時間の6月30日にアップデートを配信することが明らかになりました。
今回のアップデートでは、ゲーム機・PCのマルチプレイヤーロビーの改善や調整、QoLの改善や不具合の修正など加えられています。
今回のパッチ2.4.3の主な新要素
バックエンドの改善
ゲームリストに、ゲームが存在しているはずにもかかわらず、十分な数が表示されていない問題を改善。ゲームリストには、自地域のゲームサイトのなかから接続品質が最良のものが1つ選ばれ、そのサイト上にあるゲームのみが表示されていたが、今後は数に制限がなくなり、接続品質が良好な自地域のゲームサイトすべてが対象となり、それらがゲームリストに表示されるようになる。ゲームに参加したいプレイヤーにより多くの選択肢を提供する目的で、ゲームリストに表示される最大ゲーム数も20個から40個へと拡大。
家庭用ゲーム機のロビーのアップデート
家庭用ゲーム機のパーティ検索
「パーティファインダー」が「ゲーム作成」機能と「ゲームリスト」に置き換わり、ゲームの作成・検索方法が改善されて新たなものとなる。
3つのオプションを利用可能
オンラインキャラクターを使ってメインメニューで「プレイ」ボタンを押すと、以下の3つのオンラインプレイのオプションが表示されるようになる。
- 非公開(Private):ゲームリストには表示されない非公開のゲームに参加。非公開のゲームには、フレンド・リストから参加するか、招待されなければ参加することはできない。
- ゲーム作成(Game Creator):ゲームリストに表示される、公開型のゲームを作成。
- ゲームリスト:ゲームリストを表示して、検索したり、公開型ゲームへ参加。
ゲーム作成
「ゲーム作成」機能を使えば、自分が作りたいゲームを素早く作成できる。ゲーム作成では、以前のパーティファインダーで利用可能だったゲーム・カテゴリーはすべて利用できるようになっており、ゲームのカテゴリーを選択して確定すると、事前に決められた名前と数字の組み合わせの、プリメイドのゲーム名が自動的に生成される。
また、カスタムというカテゴリーも追加。このカテゴリーでは以下の2つのオプションが利用可能。
- 公開型ゲーム(Public Game):ゲーム名を選択して、ゲームリストに表示される公開型ゲームを作成。
- パスワードで保護されたゲーム:参加するにはパスワードの入力が必要な公開型ゲームを作成。
ゲームリスト
「ゲームリスト」ボタンを押すと、自分の選択しているキャラクターが参加可能なほかのプレイヤーが作成したゲームが最大で40個表示。特定のゲームを見つけたい場合は、検索機能を使うか、キーワードを使って表示されるゲームを絞り込むことができる。以下のフィルターオプションが利用可能。
- 難易度:ノーマル、ナイトメア、ヘルのいずれか、または好きな組み合わせで表示するゲームを選択。
- Ping:特定の接続品質以上のゲームのみを表示。
- ゲーム名:ゲームリスト表示中にPlayStationコントローラーの△ボタン、XboxコントローラーのYボタン、Nintendo SwitchのコントローラーのXボタンを押すと、「ゲーム名を検索」メニューが開きます。ここから、カスタムと自動生成のゲーム名の両方を検索できる。
PCのロビーのアップデート
- 参加したい特定の種類のゲームを見つけられるようにロビーに検索機能を追加。特定のキーワードやゲーム名を入力すれば、それに応じたゲームのリストが表示される。
- ゲームリストの各ゲームにマウスカーソルを合わせるとツールチップがポップアップ表示されて、接続品質を確認できるようになる。
操作性や利便性の改善(QOL)
ゲームプレイ
- ワールウィンドの終了後すぐに、新たなワールウィンド、リープ、リープ・アタックを開始できるようになりました。
- ワールウィンドの攻撃が発生する頻度を決定するロジックを変更しました。ワールウィンドにすべての装備の攻撃速度増加が適用されるようになりました。ワールウィンドの攻撃と攻撃の間のフレームは、そのキャラクターの基本攻撃の攻撃フレームと同様となります(攻撃速度上昇の影響を受けるようになります)。二刀流中は、各武器の攻撃フレームの平均が算出されるようになりました(端数切り上げ)。全体として、ワールウィンドの攻撃が以前よりも速くなることはあっても、遅くなることはないはずです。攻撃速度が遅かった武器は、攻撃が目に見えて速くなります。
- スキル・メニューにコントローラー向けに、新たに戦利品をキューブに配置する「Loot to Cube」スキルを追加しました。このスキルをアイテムに使用すると、拾ったアイテムをホラドリムのキューブに配置します(空きスペースがある場合)。
- 所持品にホラドリムのキューブがある場合は、それを直接開くホットキーをマウス&キーボードに割り当て可能になりました。
- 所持品メニューからホラドリムのキューブを開く新たなショートカットボタンを追加しました。
- コントローラーを使ってステータスポイントを複数まとめて割り当てられるようになりました。
- PCでも家庭用ゲーム機でも、残りのステータスポイントをまとめて割り当てる場合は確認画面が表示されます。このオプションはレガシーグラフィック使用時には利用できません。
- オートマップの表示位置を設定できる、オートマップ・オートオープン(Automap Auto Open)設定を追加しました。
オンライン
- PCロビーでダブルクリックしてゲームに参加できるようになりました。
- Switchでゲーム内のフレンド・リストからフレンドのゲームに参加できるようになりました。
- ゲームリストのサイズが倍になり、20から40に増加しました。
- 詳細パネルおよびゲームリスト内でゲームを選択した際のゲーム詳細の読み込みが速くなりました。
- フレンド・リスト内で、D2Rをプレイ中のフレンドが先頭に表示されるようになりました。
- 家庭用ゲーム機でオプションメニューからゲーム名の表示/非表示を切り替えられるようになりました。
不具合の修正
ゲームプレイ
- デッカード・ケインがホラドリムのキューブ内のアイテムを特定できなかった不具合を修正。今後はキューブがメインの所持品内にあるときには特定できるようになります。
- 短い距離のワールウィンドが一度も攻撃を行わずに終了することがあった不具合を修正。
- ワールウィンドが壊れた武器のプロパティとダメージを適用していた不具合を修正。
- ワールウィンドの最初の攻撃がそれ以降の攻撃とは異なる方法で扱われていた不具合を修正。二刀流中は、最初の攻撃がほかのすべての攻撃と同じように対象を2体選択するようになります。
- 高レベルの傭兵で蘇生コストが一貫していなかった不具合を修正。
- 死体スキルが右クリックを使っただけでは死体を自動的にターゲットしなかった不具合を修正。
オンライン
- PCでコントローラーを使用した際にロビーの選択や参加ができなかった不具合を修正。
- 使用するチャットのフォントカラーをシステムメッセージのものに真似ることで、プレイヤーが開発者の振りをすることができていた不具合を修正。
- ウィスパー中にロビーの肖像が消えることがあった不具合を修正。
- まれに非公開ゲームに参加できなくなることがあった不具合を修正。
- ハードコアで、死亡したプレイヤーがほかのプレイヤーにフラグを立てていても、死体を漁るには相互にフラグを立てる必要があった不具合を修正。
- ラダーの順位が6桁以上だった場合、キャラクター名に重なって表示されていた不具合を修正。
キャラクター選択
- 直前にプレイしたキャラクターがリストの先頭に表示されないことがあった不具合を修正。
- オフハンドのフレイルのアニメーションがフロントエンドで再生されなかった不具合を修正。
言語
- 複数のローカライズの不具合を修正。
安定性とパフォーマンス
- 商人の所で更新を長時間連打すると発生していたパフォーマンスの問題を修正。
- 複数のクラッシュおよび安定性の修正。
Blizzardより引用
今回のアップデートは、マルチプレイヤーのロビーの改善がメインとなっていますが、ゲーム二関わるとても重要なことなのでとてもありがたいですね!!