今年2月に、”SIE”が買収総額36億ドル(約4987億円)で買収契約を締結したことが報じられた“Halo”や“Destiny”シリーズで知られる「Bungie」ですが、本日”SIE”が買収を完了したことをTwitterにて報告し、「Bungie」が”PlayStation Studios”の一員となったことが明らかになりました。
「Bungie」は今回の買収について、”SIE”と力を合わせることでスタジオが創るゲームの可能性は無限に広がっていくと言及しており、これからも自社パブリッシングを継続して、コミュニティと共にクリエイティブなゲーム開発を続けていくと説明しています。また、”Destiny2″や今後のビジョン達成に向けて開発者の募集を開始したことも明らかにしています。
「Bungie」は、引き続き独立したスタジオとして運営されるとのことで、独自のパブリッシングにより、プラットフォームを問わずにプレイヤーにゲームタイトルを提供することが明らかになっています。
BUNGIEはソニー・インタラクティブエンタテインメントの傘下に
BUNGIEはソニー・インタラクティブエンタテインメント(「SIE」)の傘下に
私たちは、ゲームには無限の可能性があると信じています。そして、エンターテインメントにおいて価値あることを為すためには、ビジョン、スタジオ、そして人々にとって意味ある忘れられない世界を構築する素晴らしいクリエイターチームに大きく賭ける必要があると考えています。
この度、Bungieは、世代を超えたエンターテインメントを創造するというビジョンを全面的にサポートし、その達成を加速させてくれるSIEというパートナーを得ました。今後も、Bungieの信念であるクリエイティブな独立性は維持されます。SIEも、Bungieも、ゲームの世界は私たちのIPが実現できることの始まりに過ぎないと考えています。世界中の友人、世代を超えた家族、そして複数のプラットフォームやエンターテインメントメディアのファンを結びつける象徴的なフランチャイズを創造・育成するという夢を、私たちは共有しているのです。
今日、Bungieはグローバルなマルチメディアエンターテインメント企業となるための道を歩み始めます。
創造的自由
Bungieは1991年の創業以来、独自の星図で未来を描き、社員とコミュニティのために道を切り開いてきました。その旅は今日まで続いており、現在も新たな世界の開発に取り組んでいます。皆さんにお届けできる日が待ちきれません。
SIEとBungieが力を合わせれば、私たちが創る世界の可能性は無限大に広がります。今後、Bungieゲームは未踏の領域へと大胆に踏み出し、可能性の限界を押し広げ、生涯にわたる大切な友情と思い出を創造するという基盤の上に構築されていくでしょう。
これからも、私たちは自分たちの運命を担い続けます。自社パブリッシングを継続し、クリエイティブなゲーム開発を続けます。一つの統一されたBungieコミュニティを牽引し続けます。私たちのゲームはコミュニティのもとに存在し続けます。それはプレイヤーの皆さんがどこでプレイすることを選択しても、変わることはありません。
SIEの支援によって最初に実現できることの一つに、野心的なビジョンの達成に向けたスタジオ全体における人材採用の加速があります。Bungieは、あらゆる分野で、Destiny 2およびその先にある新たな世界の構築に貢献してくれる人材を募集しています。
30年の歴史とこれからの未来
私たちの世界に命を吹き込むのは、コミュニティと当社のスタジオで働くスタッフです。社員はBungieの魂そのもの。社員が力を発揮してくれたからこそ、私たちは可能性の限界を押し広げ、会社として変革を遂げてこられたのです。
過去30年の間に、私たちが築き上げた魅力的な世界は勢いあるコミュニティへと成長しました。このコミュニティこそが真の魔法なのです。Bungieがゲームという枠を超えることができたのは、コミュニティのおかげです。コミュニティは生涯の絆を築き、私たちの間や世界中に真の善意をもたらしてくれました。
何よりも、SIEは、Bungieが最も大切にしているのが社員とコミュニティであり、その存在こそが成功の鍵であることを理解してくれています。私たちは共に、より温かく公平な世界を実現するために進むべき道を見据えています。私たちの目標は、誰であろうと、どこの出身であろうと、どのようなアイデンティティを持っていようと、世界で最もクリエイティブで才能ある人々が最高の実力を発揮できる場所を作ることです。
それこそが私たちが作りたい世界であり、それが今後ずっと続くものであってほしいと願っています。
皆さんと一緒に、この未来を実現できれば幸いです。ではまた、Destinyの世界でお会いしましょう。
Bungieより引用
“Destiny 2″クロスプレイの対応を実現する目標は変わらないとのことですが、新規IPは独占タイトルになる可能性があるかもしれませんね。